10,706
回編集
差分
提供: Kusupedia
四段目
,編集の要約なし
志ん朝大好きなのに、当時ぜんっぜん面白いと思わなくて、その後自分がその録画を持ってることすら記憶から消えていたほどだった。
現在、すっかり忠臣蔵ヲタになったわたしにおともだちが志ん朝のDVD見せてくれて、「あれ?これもしかしたら録画持ってる」と20年近く前の記憶が呼び覚まされたのだが、このときDVDを再生してるHDDにたまたま入ってた仮名手本(先代の仁左衛門が由良之助で尾上梅幸(7)が塩冶判官)の四段目の録画が入ってたので、ちょっと観てはDVD、ちょっと観てはHDDと、とっかえひっかえ観る趣向にでた。
あらためて観ると実は志ん朝師匠はひじょうに丁寧で、なんとかノンケにも伝えようとしているのか芝居にまつわる、周囲のディティール(登場人物や演出、小道具の解説「通さん場」「太棹」「しきび」「三宝」など)や登場人物の心情などもいろいろ説明してくれるので親切。
「こどもがやってる」ようにそこそこ下手にやらなきゃいけないというのは逆にむずかしいだろうなと思います。
三遊亭円生の録音を聴くと芝居部分を最低限にカットして演っており、芝居のまねごとをしてるときはグッと決めてるものの、すぐに「おなかが減っちゃったなあ」と抜く。芝居のほうがわからない観客がウンザリしない工夫がひじょうにうまい。