唐突に居酒屋の女にコクって、フワ〜ッと終わっちゃう。
これまでの「安兵衛映画」をイメージしていると若干の「なんだこりゃ」感が残る。時代閉経を把握してないと相当の「なんだこりゃ」感が残る。
当時は「チャンバラ禁止令」と呼ばれた占領軍の検閲の厳しさから自粛ムードが高まっていたそうだが、本作はめずらしく(?)のびのびとチャンバラをやっている。そのかわりに、見たチャンバラを台無しにするかのようなエクスキューズで徹底的に決闘のあとに表現される無常観が安さんを包み込む。当時は「チャンバラ禁止令」と呼ばれた占領軍の検閲の厳しさから自粛ムードが高まっていたそうだが、本作はめずらしく(?)のびのびとチャンバラをやっている。そのかわりに、見たチャンバラを台無しにするかのようなエクスキューズで徹底的に決闘のあとに表現される"虚しさ"が安さんを包み込む。
これじゃその後どのツラ下げて吉良を討ちに行くのか、じゃっかん辻褄に「?」となる。