立花左近

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2009年7月6日 (月) 00:26時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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垣見五郎兵衛のエピソードがこの人の名前で繰り広げられることがしばしばある。そんな架空キャラ。往々にして垣見より大胆な演出をされることが多い?


討ち入り決行を決意した内蔵助が放蕩していた京都をあとにして、いよいよ江戸へ下る(大石の東下り)と言うとき、天野屋が調達してくれた武器も輸送するのだが、それを関所でとがめられないように、立花左近の名を語って虎の尾を踏む思いで道中を急いだ。

同じ頃本物の立花は九條関白の名代(近衛家とか日野家とか設定は色々)でやっぱり品物を輸送中、東海道・鳴海宿で運悪く本物の立花と内蔵助がでっくわす。

立花は内蔵助たちを主君の仇討ちをせんとする赤穂義士と察して、自分のほうが偽物だと詫び、本物のIDをくれる。


察するプロセスはアレンジが様々で、大石が白紙の道中手形(もしくは目録)を見せるのがキッカケで、そのあと風呂敷のマーク(定紋、浅野家の丸に違鷹の羽)にハッと気がついたり、「道中記/内蔵助」と書いてあるノートを見たり(大忠臣蔵)、冷光院の位牌を見せたり(ミフネ版)、といろいろある。松方弘樹版では紙にただ一字「怨」と書いてあって不気味でした。たまたまだろうがタイトルが「忠臣蔵」の時に垣見五郎兵衛じゃなくて立花さんになってる率が高い。

バンツマ版では大胆にも事情を察した立花左近が「なにを隠そう拙者は播州赤穂、元浅野の家来大石内蔵助良雄でござる」と逆に名乗る。しかし、こうすることによって暗黙のうちに両者が理解し合えた気になってるだけという、あやふやな部分をクリアにできるので悪くないなと思う。好きじゃないけどw。

映画「大忠臣蔵」では箱根の関所の番人として登場「関守の役目にてたびたび垣見殿とは顔見知りの立花左近」と言ってる。新たな関係性。