左右田孫兵衛
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左右田孫兵衛【そうだ まごべえ】…吉良家家老。
扇子売りの近松勘六と仲良くなる。
討ち入りの最中、勘六が孫兵衛にした恩返し。(講談約30分くらい)。
同じく講談「岡野絵図面取り」では、お艶ちゃんはこの左右田のうちに奉公していて、普請道楽の吉良邸の事情をボーイフレンドの岡野にリークする。
杉浦日向子のまんがによると斉藤宮内と壁を破って逃げ、唐笠屋さんに逃げ込み、店の人に交番に届けてもらい、討ち入り後に穴から戻ったという。
のちにその穴には「犬猫、家老のほか入るべからず」と落書きされた。
講談では吉良家の隣りの松浦壱岐守の屋敷に逃げ込むが「なんで踏みとどまって主人を守護せんのだ!」と松浦さんに怒られた上、グルグル巻きにされて門の腕木に吊るされ、家来にポカポカ殴られ「ヒーヒー」言う。夜が明けてから松浦家では処置に困り、泥棒ということで老中に突き出す。
実際は討ち入りの翌日、吉良の首が届けられた宅急便にサインをし、その後に配流になった吉良義周に随行し長野県・諏訪まで行き(山吉新八郎とふたりで)、義周が亡くなるまでの数年を付き添い、建墓して三河(吉良の領地)に帰ったというから忠臣。上記の突き出されエピソードは講談のだいたんなフィクション。
講談で相田孫兵衛と言われることもある。
関連項目
- 左右田源八(息子)