斎藤宮内
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斎藤宮内【さいとう くない】…吉良家の筆頭家老。
筆頭家老(大石内蔵助と同じ地位)だが、討ち入りの時は浪士に追い詰められて「ご苦労様ッス。どうでしょ奧で一服」などと言って失笑を買い、腰抜けぶりを発揮した。
そのあと左右田孫兵衛とともに長屋の壁を壊して逃げた。
のちにその穴には「此の処 家老のほか出入りすべからず」(「犬猫、家老のほか入るべからず」?)と落書きされた。
また穴から帰ってくるときに自分でかすり傷を作ってあたかも闘ったふうにしようとつくろったが検使に「刀槍の傷じゃねえじゃん!」と見破られ負傷者としてかずに入れてもらえなかったとか。
だいぶ不忠臣呼ばわりされております。