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忠臣蔵 風の巻・雲の巻

490 バイト追加, 2021年5月3日 (月) 16:53
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{{Cinema|制作=フジテレビ|公開=1991|内蔵助=仲代達矢|星=3|頃=}}
[[画像:Genzo2.jpg|thumb|役者絵:渡辺 謙]]
構成と言うか語り口が耳に入りやすく、見ててひじょうに小気味いい「整理された忠臣蔵」。上品で堅実でていねい。構成と言うか語り口が耳に入りやすく、見ててひじょうに小気味いい「整理された忠臣蔵」。上品で堅実でていねい。高視聴率獲得作品。
これまでの数年、パロディやスピン・オフ、新解釈などが目立つ中で、真っ正面から取り組んだ出来のいいスタンダード版。'''笑ってしまうほどの超スタンダード'''。有名な台詞もほとんど網羅している(てか、じょうずにまとめた寄せ集め?)。
こうオーソドックスだと、見ていて先に出てくる定番のキャラやエピソードが楽しみになる。
ビギナーは前年のたけし版とこれを見れば忠臣蔵や赤穂事件のアウトラインはほとんどつかめるのでは?(とはいえ、ビデオ化は成されているが、DVDなどにはなっておらず、たけし版は絶望的に再放送などが無い)ビギナーは前年のたけし版とこれを見れば忠臣蔵や赤穂事件のアウトラインはほとんどつかめるのでは?(とはいえ、本作はビデオ化は成されているが、DVDなどにはなっておらず、たけし版に至っては絶望的に再放送などが無い)
脚本家の古田氏は、前年の「[[時代劇特別企画 忠臣蔵|たけし版]]」が変化球の頂点を極めていたので、自分は下手に背伸びせず古典的なオーソドックスなものに戻そう。と、赤穂の露天風呂で思いついたとコメントしている。(2009年12月時代劇専門チャンネル主催「時代劇寺子屋シリーズ(1)「親しく学ぼう 忠臣蔵」(会場:泉岳寺)にて)
古田氏はこの後10余年にわたりここで完成させた脚本を他作品に切ったり貼ったりしてリサイクルをするが、本作品のまとめ方がやはり出色で、いろんな俳優があとから隠し球のように登場する構成や、講談から持ってきたアレコレをテレビ用にアレンジしてる様はたいへんうまくいってて楽しい。古田氏はこの後、10余年にわたりここで完成させた脚本を他作品に切ったり貼ったりしてリサイクルをするが、本作品のまとめ方がやはり出色で、いろんな俳優があとから隠し球のように登場する構成や、講談から持ってきたアレコレをテレビ用にアレンジしてる様はたいへんうまくいってて楽しい。プロデューサー能村 庸一著「実録テレビ時代劇史」によれば、著作権が心配だったが、「忠臣蔵は日本人みんなのもの」という都合のいい解釈で、面白エピソードは迷わず取り込んでいったという。(ちなみに本作は氏の手掛けた時代劇の中でも「人生最高のレイティング」な高視聴率だったと、同著作の中で言っている。)

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