差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索
編集の要約なし
スタイルを踏襲した[[堀部安兵衛|中山安兵衛(のちの堀部安兵衛)]]も、尻端折りでふんどしをなびかせて、八丁堀から都の西北まで駆け抜ける。バンツマなんか、ほんとうにこれが色っぽい。
余談だが、いつぞや、着物で出かけたとき、あたしが地下鉄構内から地上に上る階段を登っているその後ろから来る漫画家の伊藤理沙先生が「男の脚も、はだける着物からチラチラ見えると色気があるものだ」と言っていたことがあるが、事程左様に、ふだんは汚くてゴツゴツした種族が、色気を垣間見せる瞬間こそが「着物から見える脚」なのである。余談だが、いつぞや、着物で出かけたとき、あたしが地下鉄構内から地上に上る階段を登っているその後ろから来る漫画家の伊藤理沙先生が「男の脚も、はだける着物からチラチラ見えると色気があるものだ」と言っていたことがある。事程左様に、ふだんは汚くてゴツゴツした種族が、色気を垣間見せる瞬間こそが「着物から見える脚」なのである。
さて、桐生さんにお話を戻すと、なぜその象徴的なカタチを再現しなかったのかがわからず、ひじょうに不可解な気持ちで画面を見入った。さて、桐生さんにお話を戻すと、なぜその象徴的なカタチを再現しなかったのか、前後関係から見ても皆目わからず、ひじょうに不可解な気持ちで画面を見入った。
着物を着た経験のある人ならわかると思うが、前を開けないで走れないのが、着物である。下半身を布で巻いて6キロを走れるだろうか?ジェンダーなことよりも、衣裳として、演出としておかしいのだ。着物を着た経験のある人ならわかると思うが、前を開けないで走れないのが、着物である。下半身を布で巻いて6キロを走れるだろうか?衣裳として、演出としておかしいのだ。タキシードで銭湯の湯船に入る赤塚不二夫とか、タンクトップでゾンビの群れに立ち向かうちぐはぐを思い出した。
とにかくいろいろ考えた。
いまさらだが、OSKは、宝塚やSKDと同じく、演者はすべて女性である。言うまでもなく桐生さんも女性なのだが、桐生さんはほかの歌劇のスターと見比べても、ひじょうに男性的なダイナミックさを感じる人なのだが、ひょっとしたらおみ足は想像以上に女性的なので、演出を犠牲にしてでも、脚を隠し通すことで観客を混乱から守ろうと思ったのか…
それとも、とても観客には見せられない、なにか不都合な要素が脚にあるのか…(厳密にいうと、そうがんじがらめに見せないようにしているわけでもない。)それとも、とても観客には見せられない、なにか不都合な要素が脚にあるのか…(厳密にいうと、そうがんじがらめに見せないようにしているわけでもないのだが。)
OSKにかぎらず、この手の歌劇では、男役は脚を出さないというのが不文律なのか…
実は、桐生さんの動作、というか振りの中に、「気は心」と言った感じで、尻を端折ろうとするかのような所作が何度か出てくる。これが、意外にかわいらしい。「イメージ」として尻端折りを表現する「エアー尻はしょり」なのだ。やっぱ、なんか事情があったんだな。実は、桐生さんの動作、というか馬場に急ぐ振りの中に、「気は心」と言った感じで、尻を端折ろうとするかのような所作が何度か出てくる。これが、意外にかわいらしい。「イメージ」として尻端折りを表現する「エアー尻はしょり」なのだ。やっぱ、なんか事情があったんだな。

案内メニュー