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行く前に「ふたり芝居」って聴いてたんで、てっきり、なんかのキャラ二人が延々と問答でもするのかなと思ったら、討ち入りから回想するかたちで大評定までさかのぼり、[[大石内蔵助]]の話し相手の役者さんが元藩士や遊女、[[垣見五郎兵衛]]や[[吉良上野介|吉良]]になって対応する内容。になって対応する内容(意外に早変わりがすごい)。
お客さんに四十七士の名前の書いた首にかける布(たすきと呼んでいた)が配られ、たびたびこちらを参加させてくれる楽しい仕掛け。(成城学園前のアトリエ第Q藝術でキャパ20人くらい相手に)
要は、この1年10ヶ月の間、大石の本心や後悔について責めてきた吉良の声(この芝居は序盤から、大石に「謎の声」として吉良の声がナレーションでかぶる)に対し、大石のほうが吉良の本心を見抜くのが逆転の鍵になるのだが(違ってたらすいません)、大石が迷わず堂々と吉良を手に掛けるような一面が、これまで布石として劇中に無かったためもあってか(ずっとウジウジしてた)、唐突とも見える発奮に説得力を感じられなかったのかも。([[携帯忠臣蔵〜世にも奇妙な物語 映画の特別編〜|「携帯忠臣蔵」]]で中井貴一の大石がラストで急にやる気になる呼吸に似ている)