差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

赤穂浪士 天の巻・地の巻

367 バイト追加, 2026年1月12日 (月)
編集の要約なし
 で、クレジットされている脚本の新藤兼人は原作の主要キャラクター堀田隼人たちに重点を置いてホンを書いたが、「忠臣蔵」の大事なところが書けてへん&オールスター映画向きではない。と、大幅にボツにされたとか。(実際は助監督の松村昌治がほとんど書いたらしい。「東下り」は泣ける。最初、堀田隼人でキャスティングされてたという片岡千恵蔵だが、[[立花左近]]で正解!(泣)<small>(註02)</small>   で、やっぱり2時間半ほどにまとめてるので[[蜘蛛の陣十郎]]と堀田隼人が[[千坂兵部]](の役者さんがいま見るとひじょうに良い)の隠密になるところは、原作を知った上であらためて観てみてもあっさりしているし、あれだけキャラを魅力的に描いておきながら後半に出番が少なく、惜しい。 ・・・とはいえそれでも、なんやかやで、良い感じにはまとめている。   クレジットされている脚本の新藤兼人は原作の主要キャラクター堀田隼人たちに重点を置いてホンを書いたが、「忠臣蔵」の大事なところが書けてへん&オールスター映画向きではない。と、大幅にボツにされたとか。(実際は助監督の松村昌治がほとんど書いたらしい。<small>(「大友柳太朗快伝」/「松田定次の東映時代劇」共にワイズ出版)</small>
 何割、進藤さんの働きが残っているかわからないが、原作の内容はひじょうにそつなくコンパクトにまとめられて、講談エピソードもうまく調和している。
 あと、エピソードトークとして、中村錦之介(23歳。初めての「オトナ役」?)は、それまで「紅孔雀」でヒーローだったのに、本作では打たれっぱなしで恋に生きる、和事系の脱盟者の小山田庄左衛門となり、「かっこわるいし、意気地なしの役なんで、ファンは泣いたもんだ」と1944年生まれの、わたしのおともだちが言ってたが、当時の「近代映画 臨時増刊」にも、錦チャンのコメントとして「なんですあのシュウタイは。恥知らずで、もう愛想が尽きちゃったワ」と、ファンからいろいろ言われてることを語っているが、いっぽうで「武士の掟に縛られながら、若い男の人間的な苦悩を出すのは苦労したけど、芯の通った演技だから一生懸命やった。好きな役」と概略そう言っている。フランス文学に造詣の深い、原作の大佛次郎の膨らませた、いままでの忠臣蔵劇にないポジションを、若い錦ちゃんは、しっかり受け止めている。
「東下り」は泣ける。最初、堀田隼人でキャスティングされてたという片岡千恵蔵だが、[[立花左近]]で正解!(泣) あと、エピソードとして、  当時は、天下を二分する大スター・千恵蔵&右太衛門をマスコミが"ライバル"関係だと煽ってた時代。本作品の二人のアップの数はぴったり21ずつ。しかしこれはホントに偶然だったと松田定次監督は言う。<small>(註02)(田山力哉「千恵蔵一代」社会思想社)</small>
 で、やっぱり2時間半ほどにまとめてるので[[蜘蛛の陣十郎]]と堀田隼人が[[千坂兵部]](の役者さんがいま見るとひじょうに良い)の隠密になるところは、原作を知った上であらためて観てみてもあっさりしているし、あれだけキャラを魅力的に描いておきながら後半に出番が少なく、惜しい。 また、若手スター中村錦之介(23歳。初めての「オトナ役」?)は、それまで「紅孔雀」でヒーローだったのに、本作では打たれっぱなしで恋に生きる、和事系の脱盟者の小山田庄左衛門となり、「かっこわるいし、意気地なしの役なんで、ファンは泣いたもんだ」と1944年生まれの、わたしのおともだちが言ってたが、当時の「近代映画 臨時増刊」にも、錦チャンのコメントとして「なんですあのシュウタイは。恥知らずで、もう愛想が尽きちゃったワ」と、ファンからいろいろ言われてることを語っているが、いっぽうで「武士の掟に縛られながら、若い男の人間的な苦悩を出すのは苦労したけど、芯の通った演技だから一生懸命やった。好きな役」と概略そう言っている。フランス文学に造詣の深い、原作の大佛次郎の膨らませた、いままでの忠臣蔵劇にないポジションを、若い錦ちゃんは、しっかり受け止めている。
・・・とはいえそれでも、なんやかやで、良い感じにはまとめている。

案内メニュー