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堀部安兵衛(日活)

サイズ変更なし, 2009年2月18日 (水) 06:27
編集の要約なし
前半の婿に入るまでが愉快でわかりやすくコンパクトで、「あ、喜劇なんだな」と思ってみてると、お家の凶変以降、シリアスな映画になる。一粒で2度おいしい。
あたしの[[堀部安兵衛|キャラ図鑑]]には、安兵衛像についてあれこれ書いているが、これはほとんど講談ネタを寄せ集めたのだが、この映画はこれらの要素が欲張りにもてんこもりに入ってて驚いた。ふつう、どっかをとったらどれかをはしょるのに。それでいてやりすぎていない。とにかく全体的にスマートでよろしい。には、安兵衛像についてあれこれ書いているが、これはほとんど講談ネタを寄せ集めたのだが、この映画はこれらの要素が欲張りにもてんこもりに入ってて驚いた。ふつう、どっかをとったらどれかをはしょるのに、である。それでいてやりすぎていない。とにかく全体的にスマートでよろしい。
後年の安兵衛はぐず安の「グズ度」がどんどん甘くなって実に優等生になってくのだが、本作品の安兵衛は、義父後年の安兵衛ドラマはぐず安の「グズ度」がどんどん甘くなって実に優等生になってくのだが、本作品の安兵衛は、義父[[堀部弥兵衛|弥兵衛]]が切腹したくなるほどの醜態をさらす。安兵衛を手放したくない長屋の連中の気持ちと、堀部になりたくない安兵衛の抵抗がわりとうまく書けていて、見ていて感じる気持ちはあまりほかの作品では味わえない。
松の廊下事件の描き方が知るかぎりもっともスピーディ。「吉良どの、ご勅使は…ええ一い!おぼえたか!」くらいのスピードに感じる。
糊屋のばばあが演技うまい。

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