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あゝ忠臣蔵

46 バイト追加, 2010年2月11日 (木) 08:55
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それでも見せ方に工夫さえあれば毎回楽しみなのだが、マズイことにどのエピソードも似たり寄ったりな上に各女優に当てられた登場人物に個性がまったく無い。気が強い、やさしい、くらいの強弱はかろうじてあるものの、新造も年増もみーんなおしなべて「愛する彼のためには毅然とした態度も取る。でも、恋に破れたら泣いちゃう。だって女の子だもん」の一点張り。
「○○どの」「○○さま、あたししあわせ」のくりかえしでメソメソ、ナヨナヨ…。もう、代わり映えしなくて飽きちゃうし陰気くさいし。テンポも悪いし。明らかにスクリプトの量と放送の尺があわずにもてあましてる風なときも多いし、そんなちょうしで全部で40話近くもあるし。最初はご愛敬に見えた「月をぶらさげてるヒモ」にも俄然イライラしてくる。代わり映えしないから飽きちゃうし陰気くさいし。テンポも悪いし。明らかにスクリプトの量と放送の尺が合わずにもてあましてる風なときも多いし、そんなちょうしで全部で40話近くもあるし。最初はご愛敬に見えた「月をぶらさげてるヒモ」にも俄然イライラしてくる。
始末に悪いのは、吉良家と浪士の図式がこれまたワンパターンの追い打ち。浪士側がどう慎重に暗躍しても、どう内蔵助がとぼけようとも「なぜか」吉良側はいつも、必ずなにもかもを見抜いてしまう。ピンポイントで「もしやあいつ赤穂の…」と付け狙うのだ。で、浪士側はこともあろうに近寄ってきた吉良側の用人をすぐにあっさりと斬りさいなんでしまう。時には壁の向こうでただ聞き耳を立ててるだけのヒトも斬り殺す。そんな、あんた、毎回毎回偵察にでかけた身内が戸板の乗っけられて帰ってきたらどう考えても怪しむだろう!討ち入りうんぬん以前に、吉良家の関係者ばかりを狙うどうかと思うのは、吉良家と浪士の図式の、これまたワンパターンの追い打ち。浪士側がどう慎重に暗躍しても、どう内蔵助がとぼけようとも「なぜか」吉良側はいつも、必ずなにもかもを見抜いてしまう。ピンポイントで「もしやあいつ赤穂の…」と付け狙うのだ。で、浪士側はこともあろうに近寄ってきた吉良側の用人をすぐにあっさりと斬りさいなんでしまう。時には壁の向こうでただ聞き耳を立ててるだけのヒトも斬り殺す。そんな、あんた、毎回毎回偵察にでかけた身内が戸板の乗っけられて帰ってきたらどう考えても怪しむだろう!討ち入りうんぬん以前に、吉良家の関係者ばかりを狙う'''謎の大量殺人事件'''として奉行所が動くんじゃないのか?
以上のように途中がグダグダきわまりないが討ち入りの際の以上のように途中がグダグダきわまりないが、討ち入りの際の[[俵星玄蕃]](長門勇)にはたいへんイイ見せ場がある。そもそも起伏のない本作品にははじめから長門勇の俵星玄蕃の存在感が唯一の「救い」であった。(あとバンジュンの[[堀部弥兵衛|弥兵衛]]も良い)
さて、当時のフジテレビは本作品を「大奥」の後番組としてオンエアしたそうで、それを聞いて憶測したのだが、もしかしたら最初はちゃんと硬派に作ろうとしてたのに思ったほど視聴率が伸びないので、途中から「大奥」を見ていた奥様方を視聴者に当て込んでヨロメキに路線変更を試行錯誤したのではないだろうか。お軽勘平のときから急に予告編で「美空ひばりと里見浩太朗によるお軽勘平…」とわざわざ次回に登場する役者の名前を発表する習慣が始まったり、どことなく不自然なのだ。
ともあれ、放送当時はたいへん評判は良かったそうで放送終了後の泉岳寺の墓参も増えたと回顧しているサイトもある。当時はビデオやDVDが無い時代であり、まとめて全話を見て総合点を出すという習慣もなかったわけだから、ほとんどのドラマは「その場しのぎ」のエピソードで構成してなんのさしつかえもなかったろうことは言うまでもない。やはり人気の、後年のともあれ、放送当時はたいへん評判は良かったそうで放送終了後の泉岳寺の墓参も増えたと回顧しているサイトもある。それが本当なら、あたしが「迷走」と言ったテコ入れは見事に視聴者のハートをつかんだことになる。 当時はビデオやDVDが無い時代であり、まとめて全話を見て総合点を出すという習慣もなかったわけだし、そんなにムキになってドラマなんか見ないから「その場しのぎ」のエピソードで構成してなんのさしつかえもなかったのだろう。やっぱり人気の後年の[[年末時代劇スペシャル 忠臣蔵|里見版]]もそうなのだが、重厚なドラマ作りよりもホームドラマに近いノリでふんわり作る忠臣蔵のほうがお茶の間には評価が高いのかも。もそうなのだが、クオリティよりも、ふんわりした「ノリ」のほうがお茶の間には評価が高いのかも。 不思議な魅力に免じて星ふたつ。
キューティーハニー、バカボン、ガンダムもやった名匠・音楽の渡辺岳夫さんの印象深いクリスタルギターの旋律は素敵だったが、後年のアニメのほうがノッてやってるかんじがする。

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