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つか版・忠臣蔵

1,765 バイト追加, 2010年6月6日 (日) 17:47
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ドタバタ喜劇と紹介されてるんだけど…。
この頃って「8時だヨ!全員集合!」や「吉本新喜劇」がすたれ始めて、特に舞台で表現される笑いは迷走状態。そしてアングラ演劇が再注目されていた。
本作はまさにそのアングラ喜劇芝居を見てるような感じで、観客を楽しませようというサービスよりも演じてるほうが気持ちよがってる印象が強い。なんだか役者の芝居の自習を延々と見せられてる感じ。「コメディアンが客を笑わせようとしてる」のではなく、「利口そうな役者が「喜劇」という課題をクリアしようと一生懸命になって汗をかいている」かんじ。これじゃ笑えない。80年代って中盤からバブルくらいにかけて「8時だヨ!全員集合!」や「吉本新喜劇」がすたれ始めて、舞台で表現される笑いは迷走状態に入るが、その一方でアングラ演劇が再注目されはじめる。 本作はまさにそのアングラ喜劇芝居を見てるような感じで、観客を楽しませよう、笑わせようというサービスよりも、演じてるほうが気持ちよがってる印象が強い。なんだか役者の芝居の自習を延々と見せられてる感じ。「コメディアンが客を笑わせようとしてる」のではなく、「利口そうな役者が「喜劇」という課題をクリアしようと一生懸命になって汗をかいている」かんじ。これじゃ笑えない。
のべつ役者がぎゃーぎゃー言ってるか、とぼけたふうの台詞のキャッチボールを繰り返す作風にはなんとなく'''ゆとりが無い'''。
風間杜夫が慢性的に必死でひたむきなのが気の毒で、松坂慶子が素直な態度でがんばってるのがかいがいしい。
放送の2ヶ月前に公開された映画「蒲田行進曲」もそんな印象だったなあ。これって「おなじみ」な芸風で、ファンは「待ってました」てかんじで嬉しかったんだろうか。放送の2ヶ月前に公開された映画「蒲田行進曲」もそんな印象だったなあ。これって「おなじみ」な芸風で、ファンにしてみれば「待ってました」てかんじで嬉しかったんだろうか。 
劇中劇の大石内蔵助=岡本麗が印象によかった。
 
つかこうへいの個性と仕事ぶりには敬意を表して星ふたつ。
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1982]]

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