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峠の群像

250 バイト追加, 2010年6月7日 (月) 16:42
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連絡の行き違いから畳替え事件が起こり、そのことで[[吉良上野介|吉良]]が[[柳沢吉保|柳沢]]に怒られるであるとか、浅野と吉良の重たい関係も会社でありそうな成り行きだったり、ラストのほうでもふつう[[上杉綱憲]]を制止する[[色部又四郎]]が率先して討ち入りされてる吉良家に出かけようとしたり。いろいろと「そういうこともあるかもしれん」と見ていて妙に納得するような筋立てがおもしろい。
また、大きな特徴としては「倒産後も地元の塩田の経営存続はできますか?」というテーマが大きく取り上げられている点で(原作者が経済評論家だからか)、討ち入りとのコントラストがオリジナリティがあり、架空の人物・赤穂藩士の石野七郎次(マツケン)の奔走ぶりがいいアクセントになっている。また、「倒産後も地元の塩田の経営存続はできますか?」というテーマが大きく取り上げられている点に他作品にはないオリジナリティがあり(原作者が経済評論家だからか)、討ち入りとのコントラストが興味深い。倒産した残党が新しい会社に拾ってもらうわけだが、一方で別の残党は殺人を計画してるのだから穏やかではない。間に入って奔走する架空の人物・赤穂藩士の石野七郎次(マツケン)がいいアクセントになっている。
また、出演者が奮闘している。大河はいい俳優をふんだんに使えるので、この点もよかった。
最大の貢献者はやはり内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳の顔なのだが、演技はみごとに登場人物になりきれる名優。今回も「彼の内蔵助」を完成させている。
また伊丹十三の吉良も品があり、誤解されやすい人物を見事に作り上げており、現在も「峠」の内容は記憶してないが伊丹はよかった、という人も多い。
アイドルが花を添えておりジャニーズ勢もたくさん出ている。[[矢頭右衛門七]]のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように加盟する。のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように討ち入りメンバーに加盟する。敵方のニッキ=[[清水一学]]のニッキは好青年で、は好青年で、[[伊達左京亮]]のヤックンは要領のいい饗応役。どれも斬新な演出だ。三田寛子(=京女。おかる)やキョンキョン(すぐばれる間者)も出ている。

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