差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

時代劇特別企画 忠臣蔵

24 バイト除去, 2010年8月13日 (金) 08:02
編集の要約なし
すべて定石通りに史実のエピソードは進むが、全部の視点やセリフが違う。同じ行動でも視点を変えることによってまったく違うものが見えてくるから面白いし、なにより意外とつじつまが合っている。
ケレン味溢れるキワモノではあるが、素人にはたいへんおもしろく、興味深く見ていられる作品。キワモノではあるが、素人にはたいへんおもしろく、興味深く見ていられる作品。
とにかくアプローチにさまざまな工夫があって、徹底している。
城明け渡しの際に江戸本社から下見聞に来た城明け渡しの際に幕府から下見聞に来た[[荒木十郎右衛門]]らの前にひれふして浅野家再興を嘆願するシークエンスも、ほかのドラマに比べてたけし(あくまでここでのたけしは世界の北野ではなく、ビートたけしであり、役者仕事がいいかげん)の土下座は、ぼったくりバーのチンピラに謝ってるかのようにひじょうに滑稽でなさけなく、赤穂事件のひととおりがバカバカしく見えてくる。らの前に内蔵助がひれふして浅野家再興を嘆願するシークエンスも、ほかのドラマに比べてたけし(あくまでここでのたけしは世界の北野ではなく、ビートたけしであり、役者仕事がいいかげん)の土下座は、ぼったくりバーのチンピラに謝ってるかのようにひじょうに滑稽でなさけなく、赤穂事件のひととおりがバカバカしく見えてくる。
また「[[元禄繚乱]]」などでは内蔵助は「何百石取りの連中が霞のように消えていったのに禄高の低いおまえたちががんばってる姿を見ると身が引きしまるぞ」などと浪士たちにエールを送るのに対して、同じような状況でもたけしは江戸のメンツを見て「なぁんだ。金の無いものばかりではないか…」とぼやく。浪士の原動力が忠誠心なのか食い詰めてのやけくそなのか、異様なリアリティで考えさせられる。
とにかくすごく'''若いエネルギーを感じる'''忠臣蔵であり、コミカルにもかかわらずギラギラしている。「邪道」「ナンセンス」という見方もできなくはないが、偉大なるワンパターンの映像版「忠臣蔵」に大胆な一石を投じたエポックメイキング的作品。
この作品以降、怪作が妙に目につくのは単なる偶然ではなく、明らかに忠臣蔵の作り方に異様な化学反応を起こしているかに見える。この作品以降、怪作が妙に目につくのは単なる偶然ではなく、明らかに忠臣蔵の作り方に化学反応を起こしているかに見える。

案内メニュー