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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

460 バイト追加, 2012年10月21日 (日) 16:35
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平成20年に白鴎27回忌公演(由良之助=幸四郎(9th)。おかる=芝雀(7th)。平右衛門=染五郎(7th))でライブ見たとき、お軽のひそひそ話のあと平右衛門が「こっちは聞こえねえ」など小ネタギャグが多かった(あたしはコレ、ほかで見たことがない)わりに、ぼろ泣きの出来でした。おかるが不憫で不憫で。歌舞伎のライブって、意識と感情が割と離れてて唐突にワッと泣けてくるんで不思議。理性の方が「あっと、ここで泣くの!?ハイ」て感じでいささかビックリする。歴史が築いた「型」は理屈抜きに日本人のDNAを刺激するようです。
 
作家の町田康氏はこうした感情作用を「その涙ってなんの涙かって説明がないんですよね。ソレが可哀相だからとかソレが劇的に盛り上がったからとかそういうんじゃないんですよね。なんか知らないですけど"根源的な部分をシェイクされるような感じ"がするんですよね」と言っている(もっともこりゃ、浪曲を聴いたときの感想だが)。
由良之助と仲居たちが遊ぶとき、その公演当時の'''時事ネタを入れる'''モノボケの一発芸「見立て」が楽しい。(<仁左衛門(15th)が由良之助の時は見たことがない(先代はやってたけど)。上方系ではあんまりやらないそうです。中村座でもやってなかったが。團十郎(12th)は昭和61年やってた。)

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