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おしゃれ大作戦

189 バイト追加, 2014年11月19日 (水) 06:00
編集の要約なし
== 内容 ==
あらすじ:女の生徒ばかりの洋裁専門学校「浅野文化ドレメ学院」が企画していたファッションフェスティバルが、学校の出資者・吉良豪蔵(藤村有弘)の陰謀でパーになる。カネを出してほしかったら…と浅野多恵子主事に言い寄る吉良。妻がねとられたと思い込んで失意の中、自動車事故で死ぬ学長・浅野卓郎。あらすじ:女生徒ばかりの洋裁専門学校「浅野文化ドレメ学院」が企画していたファッションフェスティバルが、学校の出資者・吉良豪蔵(藤村有弘)の陰謀でスポンサー業者が辞退。再開に必要なカネを出してほしかったら…と浅野多恵子主事に言い寄る吉良。妻がねとられたと思い込んだ失意の中、自動車事故で死ぬ学長・浅野卓郎。
その後釜に入ったのは吉良。夫も学校も失った多恵子はショックで入院。
クレージーキャッツの名作映画「ニッポン無責任時代」や若大将シリーズで有名なの古沢憲吾監督の最後の作品。20年後に亡くなるまで映画を撮っていない。脚本はTVドラマ「池中玄太」の松木ひろし氏。クレージーキャッツや若大将の映画シリーズで有名なの古沢憲吾が監督した最後の作品。約20年後に亡くなるまで映画を撮っていない。脚本はTVドラマ「池中玄太」の松木ひろし氏。
検討稿のシナリオでは「大喜劇ウーマンリブ じゃじゃ馬忠臣蔵」というタイトルで、途中「お姐ちゃん忠臣蔵 おしゃれ大作戦」という段階を経て最終的に「おしゃれ大作戦」というタイトルで公開された。
いろいろ好感度が高いが、ぜいたくを言えば、洋裁学校が舞台にもかかわらず衣装が凝ってるわけではなく、当時の流行に押されるまま(タートルネックにオーバーオールとか丈の長いワンピといういでたちが多い)、ホッパンやタイツなど、美脚が強調されるファッションが皆無で、それがお色気コメディを狙った割にはいたずらな制限を与えており、画面がさみしい。いろいろ好感度が高いが、ぜいたくを言えば、ファッションをもっと凝ればよかったなあと思う。洋裁学校が舞台にもかかわらず当時の流行に押されるまま(タートルネックにオーバーオールとか丈の長いワンピといういでたちがもっぱら)、ホッパンやタイツなど、美脚が強調されるファッションが皆無で、それがお色気コメディを狙った割にはいたずらな制限を与えており、画面がさみしい。
ついでにうと、本作のお色気シーンはたいがいセクハラなどによる「行為」でのみ表現されている。パーツがクローズアップされることがないのでホーン・ユキも宝の持ちぐされ。
映画史にさん然と輝く喜劇映画をかつてリリースしてきた東宝としては、このような東映のようなやんちゃな喜劇作りは苦手だったのではと思う。どこかしら振りきっていない真面目さを感じるし、古澤監督が本作でメガホンを置いてしまってるのも、身売りしたようで映画史にさん然と輝く喜劇映画をかつてリリースしてきた東宝としては、このような「他社(東映)のような」やんちゃな芸風の喜劇作りは苦手だったのではと思う。どこかしら振りきっていない真面目さを感じるし、古澤監督が本作でメガホンを置いてしまってるのも、身売りしたようで'''もう、いやんなっちゃった'''んじゃないだろうか。(パレンバン作戦に出た右っぽい監督だったからな〜。パンチラはお好みじゃないかもな〜。)んじゃないだろうかなんて思ってしまう。(パレンバン作戦に出た右っぽい監督だったからな〜。パンチラはお好みじゃないかもな〜。)
検討稿で暗躍する先述の大野事務長の出番は、公開時にはあらかた当時人気絶頂のマジシャン伊藤一陽の検討稿で暗躍する先述の大野事務長、公開時の出番はあらかた当時人気絶頂のマジシャン伊藤一陽の[[清水一学]]秘書の出番に変わっており、ひんぱんに登場しては流行語「なにかごしつもんは」を連発している。秘書の出番に変わっており、伊藤はひんぱんに登場しては流行語「なにかごしつもんは」を連発している。
タモリが「空飛ぶモンティ・パイソン」でデビューし、「欽ドン」「欽どこ」が東村山音頭としのぎを削っていたこの頃、もはやテレビの人気に力を借りないと笑いが取れない、喜劇映画ひん死の時代であります。タモリが「空飛ぶモンティ・パイソン」でデビューし、「欽ドン」「欽どこ」が東村山音頭としのぎを削っていたこの頃、もはやテレビの人気に力を借りないと笑いが取れなかったのでありましょうか。
前年はテレビでは人気絶頂のドリフターズのシリーズ映画が終焉を迎え、そのかわり?に77年にフジテレビで「ドリフ大爆笑」が始まる。前年はテレビでは人気絶頂のドリフターズがシリーズ映画の終焉を迎え、そのかわり?に77年にフジテレビで「ドリフ大爆笑」が始まる。
あの「男はつらいよ」シリーズでさえ「模索期」といわれている(ホントか?)。ともかくピンク映画ばかりが量産されている。そんな時代背景。)。ともかくピンク映画ばかりが量産されている。そんな時代背景。日本喜劇映画ひん死の時代であります。
つらいところだったでしょうが、東宝も忠臣蔵も好きな森井にはラブリーなパッケージでありました。つらいところだったでしょうが、東宝も忠臣蔵も好きなもりいにはラブリーなパッケージでありました。
この作品については、まず「大喜劇ウーマンリブ じゃじゃ馬忠臣蔵」なるタイトルの東宝の脚本を2009年に手に入れたことが、項目を設けるキッカケになりました。
ところが、その本は製作者と松木氏の名前はあるが、監督やキャストはまるっきり空欄のままであるなど不完全な「検討稿」で、作品についての詳細を知りたくて、ネット検索してみたものの、まったく記録が見つからなかったんで、てっきりお蔵入りになった作品なのかと思いこみ、「大喜劇ウーマンリブ ところが、その本は製作者と松木氏のみクレジットされてるが、監督やキャストはまるっきり空欄のままであるなど不完全な「検討稿」で、作品についての詳細を知りたくて、ネット検索してみたものの、まったく記録が見つからなかったんで、本作はてっきりお蔵入りになったと思いこみ、「大喜劇ウーマンリブ じゃじゃ馬忠臣蔵」のタイトルのまま幻の作品として拙サイトにてしばらく紹介するにいたりました。
それからしばらく経って、なんと由美かおる主演で改題され、立派に公開されておりましたことを、おタレコミによって知ることができました。ありがとうございました。2011年に加筆、訂正。
2014年、鑑賞!それは夢のように嬉しかったです!\2014年、某氏のご厚意により鑑賞がかないました!それは夢のように嬉しかったです!\( ^▽^ )/

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