10,661
回編集
差分
提供: Kusupedia
大忠臣蔵
,編集の要約なし
映画版仮名手本と言っても映画的な尺にするために大幅なアレンジが加えられているものの、彼らにまつわるエピソード(五段目〜七段目にあたる)はいろんな細かいところで工夫していて、全キャラが赤穂事件の実名になってるにもかかわらず、勘平が思いを告げる相手は[[神崎与五郎]]ではなく、歌舞伎キャラにアレンジされた千崎弥五郎という名前だったり、[[斧定九郎|定九郎]]のシーンは映画用にさっぱり整理されてるが、定九郎が刀を鞘におさめるときは歌舞伎の演出通りだったりと芸が細かい。ちなみにこの定九郎はもうちょっと若くて妖艶な男優がよかったかな〜。ぶっちゃけ勘平の高田浩吉もちょっとおっさんなんだよなあ。
さてこの場面、歌舞伎は舞台の関係で便宜上「二階」としてあるお軽のいる場所がわりと低い中二階的なセットだが、これが映画でも二階を再現せず、中二階の体裁のままになってる。(とはいえ九段ばかりのハシゴで事足りる高さとなるともともとそんなに高い設定ではない?)