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薄桜記

696 バイト追加, 2015年11月1日 (日) 01:19
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そもそも左膳は大岡越前の頃のキャラとされていて、時代もメチャクチャ違うわけでもないし、てっきり「丹下左膳/エピソード1」かと思っちゃったら興奮しちまったものだが、「薄桜記」の作者・五味康祐は連載に先がけて「典膳は赤穂浪士にもっとも恐れられていた刺客だったから、のちに無頼な丹下左膳のモデルにされてしまった」と洒落を言って典膳に実在感を持たせたコメントをしていたそうで、林不忘の「丹下左膳」をモチーフにしていることは間違いないようであります。
 
 
この、評判の作品を最初に見ちゃうとこれがスタンダードになってしまうが、ほかの「薄桜記」(テレビドラマ)を見ると本作には相当アレンジが加えられているものと見えます(原作を読んでみなくちゃなあ)。典膳が破門になった同門の連中殿いざこざがメインで、典膳の妻・千春をめぐっての安さんや典膳のエピソードなどもチラッと混ぜながら、うまいこと110分に整理している。
 
そこへ、いいオトナの千春の雛人形遊びとか独特。子犬が唐突に挿入されたりと監督は可愛い素材を入れるのがうまい。
あるシーンの殺陣がいいので原作を読みたくなったのだが、それは「一体どう表現するとこういうシーンになるのか」と思ってのことだったが、そのシーンはどうも映画のオリジナルだそうで、さすがビジュアルの専門家のなせる技なのだなと感心しました。
監督も、そして雷蔵もものすごいいきごみで作ったらしいんですね。だからなんというか、ものすごい昇華を遂げたわけですよ。でも映画のプレスに「妖気をはらんだ五味康祐の評判小説」とあるから、やっぱりちょっと読みたい。五味康祐って柴田錬三郎とかわりばんこに「ほんものは誰だ監督も、そして雷蔵もものすごいいきごみで作ったらしく、ものすごい昇華を遂げた。 とはいえ映画のプレスに「妖気をはらんだ五味康祐の評判小説」とあるから、やっぱりちょっと読みたい。五味康祐って柴田錬三郎とかわりばんこに「ほんものは誰だ?!」のパネラーで出てた人ですよね。
やー、しかし、あたしは忠臣蔵の外伝に分類分けいたしましたが、「関連作品」に近いかなあ。とにかく、映画としては五つ星です(忠臣蔵ものとしては星四つね)。
忠臣蔵がサブでも、こっちが忠臣蔵スタンスで見ていると、すごくもりあがってるメインの壮絶さや悲しさよりも、やっぱり茶会の日取りがわかったところでグッとくるんですよね。「忠臣蔵モード」って不思議です。ヒイキってこういうことなんですかね。やー、しかし、あたしは忠臣蔵の外伝に分類分けいたしましたが、「関連作品」に近いかも。とにかく、映画としては五つ星です(忠臣蔵ものとしては星四つね)。 忠臣蔵がサブでも、こっちが忠臣蔵スタンスで見ていると、すごくもりあがってるメインの壮絶さや悲しさよりも、やっぱり茶会の日取りがわかったところでグッとくる。「忠臣蔵モード」って不思議です。ヒイキってこういうことなんでしょうか。
テレビサイズにいいかんじにコンパクトに整理されており、演出にも小技が利いていて杉サマの貫禄も良く、好感が持てる作品。
大映版と違ってドロドロした部分がカットされ、原作にあるのか無いのか、浪人した典膳が大工さんの用心棒になるエピソードなどが加わった上、大映版のあの印象的なラストにも大幅なアレンジが加わっている。大映版と違ってドロドロしておらず、浪人した典膳が大工さんの用心棒になるエピソードなどがあって(原作読んでないんで恐縮ですがNHK版にもこのエピソードはあるのでこっちがホントらしいですな?)、大映版のあの印象的なラストにも違う感じになっている。 
ところでこの当時ってキャスティングに「?」と思うことがしばしばある。安兵衛役の竜雷太はファンだが、なにも当時51歳の彼を安兵衛に当てなくても…。4年後に伯父さんの[[菅野六郎左衛門]]を[[忠臣蔵|演る]]ヒトですよ。

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