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蜷川幸雄の仮名手本忠臣蔵

204 バイト追加, 2016年5月27日 (金) 08:56
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実は、おおむねあたしの感想は変わらなかった。
たぶん本作の場合、批評家はオリジナル(人形浄瑠璃や歌舞伎)と比較してああだ、こうだいうのじゃないだろうか。そうするとたしかに的を外すことになると思う。本作に的はずれな批評があるとしたら、きっと批評家はオリジナル(人形浄瑠璃や歌舞伎)と比較してああだ、こうだ言うのじゃないだろうか。そうなったらたしかに的を外すことになると思う。
加筆に値するのは、舞台美術の特徴で、基本的にはひな壇になった舞台にビッシリ並べられた墓石と蝋燭、そして約20名ばかりのお盆のお迎え提灯を持った「泣き女」が全段を通して(移動があるものの)そこにある(居る)というもの。上の感想に加えて、書いておいたほうがいいなとおもったのは舞台美術の特徴で、基本的にはひな壇になった舞台にビッシリ並べられた墓石と蝋燭、そして約20名ばかりのお盆のお迎え提灯を持った「泣き女」が全段を通して(移動があるものの)そこにある(居る)というもの。
仮名手本忠臣蔵の全部を現代的な蜷川演出に組み直すにあたっては徹底的に原作にあるギャグを削除し「悲劇」でまとめあげたのだが、このセットはその効果をすごく上げている。[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]の全部を現代的な蜷川演出に組み直すにあたっては徹底的に原作にあるギャグを削除し「悲劇」でまとめあげたのだが、このセットはその効果をすごく上げている。
明らかに最初の感想文で間違ってたのが「八段目が無い」という点で(削除しました)、これは母娘の会話こそ全カットなのだが厳密には、ある。二人の道行に紅白の椿の花が落ちてくる印象深い(そして最短の)幕だ。(…オリジナルでは九段目で雪が積もってるんだけど)明らかに最初の感想文で間違ってたのが「八段目が無い」という点で(削除しました)、これは母娘の会話こそ全カットなのだが厳密には、ある。二人の道行に紅白の椿の花が落ちてくる印象深い(そして最短の)幕だ。(オリジナルだと寒紅梅の咲く冬の設定なんだけど…<て、こういう意見がいけないんでしょうかな!w)

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