赤垣源蔵 討ち入り前夜

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作品概要
制作会社 日活
公開年度 1938年
内蔵助役 ---
評価 2ツ星


講談などでおなじみの「赤垣源蔵 徳利の別れ」の映画版。

主役の源蔵をバンツマが演じております。


のんだくれの源蔵お兄さんのうちに居候。兄嫁は邪魔くさく思っている。

討ち入りの日の昼間、源蔵は兄に暇乞い(お別れの挨拶)をしようとするが…

(くわしくはキャラ図鑑、赤埴源蔵の項目にて)


サイレント時代にも見られる演出(囲碁の最中にお兄さんの逆鱗に触れる〜本身にお茶がかかってないかの確認〜逆さホウキ:おそらく当時としては「おなじみ」)を踏襲しながら、さらにお兄さんの家に、お隣さん(脇坂家の重臣)のお嬢さんが遊びに来てお琴など弾くんですが、この千鶴江ちゃんが源蔵にホの字。そこらへんと、途中ちょっとしたチャンバラでストーリーを(無理やり?)ふくらましております。

全体的に軽やかでコミカルな、現代的な台詞回しやら演出が見受けられます。


また、こうした作品は、鑑賞者が当然「徳利の別れ」を知ってることを前提にして作られてるわけで、それでちゃんと商売になってた(なってたんですかね)のですから、いまでは信じられない興業。キャラやバックグラウンドについてなんの解説もナレーションもないんですから。


女中お杉がかわいくて、バンツマが涼しげな笑顔でかっこいいです。(女優さん全体がおきれい)


2021年6月現在、アマゾンプライムで見られます