全編、ところどころ整理したり膨らましたりしてるけどほぼオリジナル(歌舞伎)をトレースしてて、あんまり上演されない段までとにかく「[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]」を'''全部'''を通して演ってるから、これがまずすごい。
だからセリフもほとんどオリジナルと同じ「昔なセリフ」なのだが、マトモにやってたら到底上演時間内におさまらないので、ふつうに喋るスピードにアレンジされており(というより、1だからセリフもほとんどオリジナルと同じ「昔なセリフ」(&五段目定九郎も長尺)なのだが、マトモにやってたら到底上演時間内におさまらないので、ふつうに喋るスピードにアレンジされており(というより、1.5倍くらいマキの入った感じ)、役者さんはさぞかし大変だったろうなと思うが、きっとエネルギッシュな蜷川演出で引っ張って、みんなすごくがんばったのだなあ。見てて気分いい。女優さんがちょっと急いでるかんじがあるけど。
好き嫌いは別れるかも。
<余談>
ちなみに蜷川先生、俳優時代に[[大忠臣蔵(NET)|ミフネ版大忠臣蔵]]で[[間十次郎]]やってます( ^∇^ )。(#28「死を賭けた探索」)
2016年5月 蜷川氏の訃報に接し、生前にメディアに対して「的はずれな批評」を嘆いていた氏の遺志を尊重して、もりいも上記の表層をなでただけの稚拙な感想(2016年5月 蜷川氏の訃報に接し、生前にメディアに対して「的はずれな批評」を嘆いていた氏の遺志を思い、もりいも上記('08)は内容をあらためる必要があるのではと居住まいを正し、ビデオを見なおしてみました。08)の表層をなでただけの稚拙な感想を、そのままにしておいて良いものかと居住まいを正し、あらためてビデオを見なおしてみました。
実は、おおむねあたしの感想は変わらなかったw。実は、おおむねあたしの感想は変わらなかった 笑。(加筆:ところが、それからさらに約10年後に見直してみると、これがなかなか印象が良い。素晴らしい世界観。加齢とともに感じ方が変わってきた?)
本作に的はずれな批評があるとしたら、きっと批評家はオリジナル(人形浄瑠璃や歌舞伎)と比較してああだ、こうだ言うのじゃないだろうか。そうなったらたしかに的を外すことになると思う。
二段目の力弥使者や十段目が入ってるのが珍しかったが、二段目で何回もNGを出す[[小浪]]役の女優が降板になってると、[[大石主税|力弥]]役の片岡孝太郎丈がご自身のブログで当時を振り返っている<small>(片岡孝太郎の話すことあり聞くことあり〜松島屋若旦那の歌舞伎日記〜2016-05-12「蜷川幸雄先生と」)</small>。
また、十段目って「やっぱいらねえな」というのが、ミエも切らなきゃ音楽も下座もない整理された蜷川演出で浮き彫りになる(笑)。また、十段目って「やっぱいらねえな」と思ってしまうのが、ミエも切らなきゃ義太夫、長唄に三味線も下座音楽もツケなどもあえて排した蜷川演出によって、浮き彫りになる(笑)。