女間者
女間者…スパイ。
柳沢が放ったり、上杉家(色部)が放ったり、江戸組の浪士が吉良邸に放ったりする(「忠臣蔵 花の巻雪の巻」の水野久美)(「忠臣蔵 桜花の巻 菊花の巻」のひばり)。
「忠臣蔵(大映)」「ミフネ版大忠臣蔵」「忠臣蔵ー花に散り雪に散りー」のようにスパイと言えども彼女達のシークエンスがたっぷりオリジナルで用意されてる作品も少なくない(多くもないけど)。
大佛次郎の小説「赤穂浪士」に大変よく書けている謎な美女間者が出てまいりまして、男臭い物語にはいいアクセントとなっており、たとえば「元禄繚乱」などは、これを真似したがってるのではないかと思うキャラが出てまいります(元禄…の原作『新・忠臣蔵』知らないんですが)。この場合、演じたのは高岡早紀でしたが、これは"ゾッとスゴイばかりの美人"であるほうが得体が知れなくミステリアスで良く、たとえば今(H21現在)なら中島美嘉、香椎由宇…あたりの「私生活は想像できない」系のヒトを推挙するものであります。