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おしゃれ大作戦

232 バイト追加, 2020年6月17日 (水) 17:26
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キャスティングもなかなか。当時東宝の新しい特撮映画で活躍の由美かおるや、テレビでおきゃんJKだった岡崎友紀もチャーミング。技巧派・沢田雅美のべらんめえでキャスティングもなかなか。当時東宝の新しい特撮映画で活躍の由美かおるや、テレビでおきゃんJKだった岡崎友紀もチャーミング。技巧派・沢田雅美のべらんめえでケンカっ早い[[堀部安兵衛|呑兵衛ヤス]]も頼りがいがあるし、東映映画で女番長(スケバン)シリーズをやってた杉本美樹を持ってきたり、「ハレンチ学園」の児島美ゆきなどかつて人気シリーズをささえた(<彼女たちが活躍したテレビや映画のシリーズは本作出演時ですべて過去のコンテンツ)そうそうたるお転婆スターたちにズラッと「来てもらった」かんじ。
そこに若手も導入して、グラマーなホーン・ユキ、東宝ドラマで人気の長谷直美など、こたえられないラインナップ。
これだけのメンツを揃えたのだから、彼女たちの往年のご活躍をオマージュできるようなパロディも入れたらよかったんじゃないかとも思う。本作では杉本美樹は不良っぽくもなければ拷問もされない。児島美ゆきのスカートはめくれない(パンツだし)。牧れいもアクション係ではない…。必ずしもパロディが良いなどとは思っていないが、言いたいのは、せっかく来てくれたのに「出てるだけ」というのがいかにも、もったいない。(もっとも昔の日本喜劇はストーリーラインの妙よりも、これだけのメンツを揃えたのだから、彼女たちの往年のご活躍をオマージュできるようなパロディも入れてもよかったんじゃないかと思う。本作では杉本美樹は不良っぽくもなければ拷問もされない。児島美ゆきのスカートはめくれない(パンツ姿だし)。牧れいもアクション係ではない…。必ずしもパロディが良いなどとは思っていないが、言いたいのは、せっかく来てくれたのに「出てるだけ」というのがいかにも、もったいない。(もっとも昔の日本喜劇はストーリーラインの妙よりも、"出てるだけ"でうれしい俳優の織りなす妙をたよりにしていた感じはある)でうれしい俳優の織りなす妙を、たよりにしていた感じはある。)
あと、ファッションをもっと凝ればよかったのに…と思う。ファッションほどセクシャリティを雄弁に語るアイテムもないのに、あと、ファッションにもっとこだわればよかったのに…と思う。ファッションほどセクシャリティを雄弁に語るアイテムもないのに、'''洋裁学校が舞台にもかかわらず'''当時の流行に押されるまま(<タートルネックにオーバーオールとか、丈の長いワンピといういでたちがもっぱら)、ホッパンやタイツなど、美脚が強調されるファッションが皆無で、それがお色気コメディを狙った割にはいたずらな制限を与えており、画面がさみしい。当時の流行に押されるまま(<タートルネックにオーバーオールとか、丈の長いワンピやロングスカートといういでたちがもっぱら)、ホッパンやタイツなど、美脚やボディラインが強調されるファッションも皆無で、それがお色気コメディを狙った割にはいたずらな制限を与えており、画面がさみしい。(つまり、ファッションの流行とお色気をからめるなら、企画自体が10年遅い!)
ついでに言うと、本作のお色気シーンはたいがい、男性陣によるセクハラなどによる「行為」でのみ表現されている。パーツがクローズアップされることも無いので、ホーン・ユキも宝の持ちぐされ。(もっと言えば、前述の東八郎と牧れいのシーンにしても、特撮ファンの間では貧乳で高名な彼女にわざわざそのシーンを当てるのもどうかと思う。)ついでに言うと、本作のお色気シーンはたいがい、男性陣によるセクハラなどによる「行為」でのみ表現されている。パーツがクローズアップされることも無いので、ホーン・ユキも宝の持ちぐされ。(もっと言えば、前述の東八郎と牧れいのシーンにしても、特撮ファンの間では貧乳で高名な彼女に、わざわざそのシーンを当てるのもどうかと思う。)
せっかく用意したお膳立てや道具で、'''うまく遊べていない'''のであります。
検討稿ではメインで暗躍するはずだった先述の大野事務長も、公開時の出番は、当時テレビで人気絶頂のマジシャン伊藤一陽の検討稿ではメインで暗躍するはずだった先述の大野事務長も、公開時の出番は、当時テレビで人気絶頂のマジシャン・伊藤一陽の[[清水一学]]秘書に出番をあらかた取られており、伊藤はひんぱんに登場しては流行語「なにかごしつもんは」を連発している。
タモリが「空飛ぶモンティ・パイソン」でデビューし、「欽ドン」が東村山音頭としのぎを削っていたこの頃、もはやテレビの人気者に力を借りないと笑いが取れなかったのかもしれません。(脱線トリオや藤田まことのような人気者が作品を助けることがあっても、この作品における伊藤ほど出ずっぱりではなかった。)タモリが「空飛ぶモンティ・パイソン」でデビューし、「欽ドン」が東村山音頭としのぎを削っていたこの頃、もはやテレビの人気者に力を借りないと笑いが取れなかったのかもしれません。(これまでも、脱線トリオや藤田まことのような人気者が端役で出て、作品を助けることはあったが、この作品における伊藤ほど出ずっぱりではなかった。)
テレビで人気絶頂のドリフターズが、本作公開前年(1975年は洋画興行収入のほうが、邦画興行収入を越えた年だそうであります。)にシリーズ映画の幕を下ろしている。そのかわり?に翌77年にフジテレビで「ドリフ大爆笑」が開始。

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