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ショウ マスト ゴー オン 幕をおろすな

サイズ変更なし, 2008年10月17日 (金) 03:33
編集の要約なし
さて、テレビ版のおはなしは劇中劇の「マクベス」をお茶の間向きに「忠臣蔵」に変えており、そのことがとりもなおさず、このコーナーで本作品を取り上げようと思ったキッカケでもあります。老役者をサポートというプロットを排除し、純粋に舞台裏で起こるアクシデントだけに的を絞って構成されている。舞台版とは相当違うストーリー。それでも相変わらず布石の置き方も上手ですし、お話は大変おもしろい。さて、テレビ版のおはなしは劇中劇の「マクベス」をお茶の間向きに「忠臣蔵」に変えており、そのことがとりもなおさず、このコーナーで本作品を取り上げようと思ったキッカケでもあります。老役者をバックアップするというプロットを排除し、純粋に舞台裏で起こるアクシデントだけに的を絞って構成されている。舞台版とは相当違うストーリー。それでも相変わらず布石の置き方も上手ですし、お話は大変おもしろい。
しかし、どうしたことかこのテレビ版、舞台版で感じられた満足感がチョット伝わってこない。というか、「え?この時間はナニ?」というようなもてあましたような時間が随所にちりばめられており、脚本と撮影の尺があってないかのごとき雰囲気。いったん気になり出すとカットのタイミングがいちいち遅くかんじる。まるで脚本を書き上げたあとに放送時間が変更になって伸びたんで各シーンを長めに編集した?というほどに間延びしていて、はたしてキャラクターたちが舞台裏で奔走したことはハプニングを解決したといえるのだろうか?と疑問が残るほど。特に最後は「アレ?テープ余った?」とテレビにつっこみたくなるシーンがダラダラ続く。
あと、失敬な言い方なんですが、'''徹底的に美男美女が不在'''なんですね。そういうところで華がまったく無い上に、主役の西村雅彦が舞台版より遙かに物静かな陰険な役どころになってて、笑いが一切排除されてる。コレがまた独特なムードを作ってます。監督は三谷幸喜を理解できないっつうより、根本的に喜劇が撮れないのかもです。
 
さて、劇中劇の忠臣蔵は「ブラボー忠臣蔵」というアバンギャルドなものにアレンジされてる設定なので、それがツッコミどころの免罪符になっており、もう自由でいいわけでして、忠臣蔵であって無いような感じになっておりました。
大好きな三谷幸喜が忠臣蔵を扱ったということがまずうれしいのでなんでもアリですわい。

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