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尾上松之助の忠臣蔵

6 バイト追加, 2009年10月13日 (火) 08:44
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邦画第1号の映画大スター「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助が、邦画第1号の映画の大スター「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助が、[[浅野内匠頭]]、[[大石内蔵助]]、[[清水一学|清水一角]]を一人で何役も演じ、八面六臂の大活躍。
ここまで古いと絵作りも相当いまの「映画」とは様子が違っております。据え置きのカメラがセット(と言っても思いっきり絵を描いたカキワリ〜よしもと新喜劇みたいなアレ〜がうしろにあるだけ)の前で舞台よろしく演技をする役者を淡々と撮ってるだけという、ほんと、「創世記」というおもむき。厳密に言うと、ほかの映画がつぎはぎで混ざってて、松の廊下の刃傷の時だけ急に奥行きのあるセットになってる。の前で舞台よろしく演技をする役者を淡々と撮ってるだけという、ほんと、「黎明期」というおもむき。厳密に言うと、ほかの映画がつぎはぎで混ざってて、松の廊下の刃傷の時だけ急に奥行きのあるセットになってる。(ちなみに衣裳も違うが、吉良役の役者も違うように見える)
ていうか、意外に「据え置き」の絵ヅラって基本?こういう構図って黒澤明もやってたですもんね。コレ人間が見ていて安心する構図なのかな。
「自然光に勝る者無し」ということもあるでしょうが、たぶん当時のフィルムの感度のせいで屋内シーンもセットを屋外において撮ってるのがよくわかる。背景の屏風が風でヒラヒラしてるし、「自然光に勝るもの無し」ということもあるでしょうが、たぶん当時のフィルムの感度のせいで屋内シーンもセットを屋外において撮ってるのがよくわかる。背景の屏風が風でヒラヒラしてるし、[[戸田局|南部坂]]もカンカン照り。
言うまでもないがとにかく「ゆるい」。しかしそれがなにもかも、'''愉快でラブリー'''なのであります。ギャグシーンなんぞはちゃんと声を上げて笑える出来映え。シリアスなシーンでも、墓前の吉良の白髪首をセンスでペシペシ叩いたり、陳腐な言い方だが「逆に新鮮」。

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