10,720
回編集
差分
提供: Kusupedia
峠の群像
,編集の要約なし
連絡の行き違いから畳替え事件が起こり、そのことで[[吉良上野介|吉良]]が[[柳沢吉保|柳沢]]に怒られるであるとか、浅野と吉良の重たい関係も会社でありそうな成り行きだったり、ラストのほうでもふつう[[上杉綱憲]]を制止する[[色部又四郎]]が率先して討ち入りされてる吉良家に出かけようとしたり。いろいろと「そういうこともあるかもしれん」と見ていて妙に納得するような筋立てがおもしろい。
最大の貢献者はやはり内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳の顔なのだが、演技はみごとに登場人物になりきれる名優。今回も「彼の内蔵助」を完成させている。
また伊丹十三の吉良も品があり、誤解されやすい人物を見事に作り上げており、現在も「峠」の内容は記憶してないが伊丹はよかった、という人も多い。
アイドルが花を添えておりジャニーズ勢もたくさん出ている。[[矢頭右衛門七]]のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように加盟する。のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように討ち入りメンバーに加盟する。敵方のニッキ=[[清水一学]]のニッキは好青年で、は好青年で、[[伊達左京亮]]のヤックンは要領のいい饗応役。どれも斬新な演出だ。三田寛子(=京女。おかる)やキョンキョン(すぐばれる間者)も出ている。