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東芝日曜劇場 女たちの忠臣蔵〜いのち燃ゆる時〜

69 バイト追加, 2021年6月16日 (水) 00:27
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註01…江戸潜伏中の息子・[[大石主税|主税]]や夫・[[大石内蔵助|内蔵助]]に会うために[[大石りく|りく]]が江戸下向するところから物語は始まる。それまでのいきさつは「口跡の良い」森光子のナレーションでさらわれるが、この死命がかかったオーダーに、森の気合はすごかったらしく、編集途中のビデオを自宅にもって帰って全部見て、ナレーションのセリフも生得の記憶力でほとんど覚えてきて録音に臨んだという。(鴨下信一「昭和芸能史 傑物列伝」文藝春秋 が江戸下向するところから物語は始まる。それまでのいきさつは「口跡の良い」森光子のナレーションでさらわれるが、ドラマの死命がかかったこのオーダーに、森の気合はすごかったらしく、編集途中のビデオを自宅にもって帰って全部見て、ナレーションのセリフも生得の記憶力でほとんど覚えてきて録音に臨んだという。(鴨下信一「昭和芸能史 傑物列伝」文藝春秋 刊)
註02…君主のために命を捨てていく男たちのそばで、仇討ちをしないでほしいと思った女子たちもいたはずだ、と思いついたプロデューサー・石井ふく子は、こりゃ戦争否定にもつながると感じ「イケるわ!きっと新しい忠臣蔵が描ける!」と、ノリノリになって、別件のロケハン列車移動のさなか、ディレクターの鴨下信一(「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」)に話し意気投合、そこでタイトルまで決めちゃったという。註02…君主のために命を捨てていく男たちのそばで、仇討ちをしないでほしいと思った女子たちもいたはずだ、と思いついたプロデューサー・石井ふく子は、こりゃ戦争否定にもつながると感じ「イケるわ!きっと新しい忠臣蔵が描ける!」と、ノリノリになって、後日、別件のロケハン列車移動のさなか、ディレクターの鴨下信一(「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」)に話し意気投合、そこでタイトルまで決めちゃったという。
ところが資料を探しても「女たち」についての記録がなかなか見つからず、とにかく橋田壽賀子(彼女もノリノリで引き受けたという)の手腕に頼るしかなかったようだ。香川京子の目の不自由な登場人物は講談の一節から発想したそうで、ふたりで話し合いながら、佐良直美のお母さんの実際のエピソード(佐良の公演成功を祈願して彼女の名前をいっぱいお習字する)をアレンジして入れたり、「最後、自殺しちゃうっていうのはどうかしら!?」と盛り上がったそうである。(大下英治「石井ふく子 ところが資料を探しても「義士の女たち」についての記録がなかなか見つからず、とにかく橋田壽賀子(彼女もノリノリで引き受けたという)の手腕に頼るしかなかったようだ。香川京子の目の不自由な登場人物は講談の一節から発想したそうで、石井と橋田のふたりで話し合いながら、佐良直美のお母さんの実際のエピソード(佐良の公演成功を祈願してお母さんが彼女の名前をいっぱいお習字する)をアレンジしたり、「最後、自殺しちゃうっていうのはどうかしら!?」と盛り上がったそうである。(大下英治「石井ふく子 女の学校」文藝春秋刊)
註03…お茶の間・もりいのひどい言い草だが、実際は本作のセットは大変なこだわりの上に作られたそうであります。たとえば、豪華なふすま500枚を京都に一軒しか無い専門店に特別発注したり、雪なんかは30kg×400袋用意。わざと新建材を使わないなど、こだわりに余念がなかった。(大下英治「石井ふく子 註03…お茶の間・もりいのひどい言い草だが、実際は本作のセットは大変なこだわりの上に作られたそうであります。たとえば、豪華なふすま500枚を京都に一軒しか無い専門店に特別発注したり、雪なんかは30kg×400袋用意。セットにはわざと新建材を使わないなど、こだわりに余念がなかった。(大下英治「石井ふく子 女の学校」文藝春秋刊)

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