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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

33 バイト追加, 2010年6月13日 (日) 05:53
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'''口上人形''' 
裃姿の人形が首を回してエヘンエヘン言いながら主演者の説明をする。わりと悲劇が続く仮名手本なのにめちゃめちゃ愉快。元が人形浄瑠璃だった名残(ちなみに文楽では口上は人間がやる。)。こういう「強弱」が仮名手本忠臣蔵はちょいちょい出てくるが、なんというか、かわいいセンスがすごい。五段目のイノシシとか八段目の遠くの嫁入り行列とか、急に柔和なキモチになります。魅力のひとつでしょうなあ。DVD未収録。裃姿の人形が首を回してエヘンエヘン言いながら主演者の説明をする。わりと悲劇が続く仮名手本なのにめちゃめちゃ愉快。元が人形浄瑠璃だった名残(ちなみに文楽では口上は人間がやる。)。 こういう「強弱」が仮名手本忠臣蔵はちょいちょい出てくるが、なんというか、かわいいセンスがすごい。五段目のイノシシとか八段目の遠くの嫁入り行列とか、急に柔和なキモチになります。魅力のひとつでしょうなあ。DVD未収録。
平成20年に白鴎27回忌公演(由良之助=幸四郎。おかる=芝雀。平右衛門=染五郎)で見ましたがライブで見た時はぼろ泣きしました。おかるが不憫で不憫で。歌舞伎のライブって、意識と感情が割と離れてて急にわっと泣けてくるんで不思議。理性の方が「あっと、ここで泣くの!?ハイ」て感じでいささかビックリする。歴史が築いた「型」は理屈抜きに日本人のDNAを刺激するようです。
由良之助と芸者衆が遊ぶとき、その公演当時の'''時事ネタを入れる'''モノボケの一発芸「見立て」が楽しい。(<仁左衛門が由良之助の時は見られない。上方系ではあんまりやらないそうです。中村座でもやってなかったが。モノボケの一発芸「見立て」が楽しい。(<仁左衛門が由良之助の時は見られない(先代はやってたけど)。上方系ではあんまりやらないそうです。中村座でもやってなかったが。)
'''八段目''' 
道行旅路の嫁入り。二段目に出てきた小浪と[[戸無瀬|お母さん]]が押しかけ女房しに、幸せな夫婦生活などをあれこれ想像しながら大星家へ行く道のり。平成20年の中村座で初めて見たが、「原作に忠実」が建前なためか錦絵に見る女馬士おやまや奴角助が出てこなかった。文楽でもこの母子ふたりきりだったが、昭和61年国立劇場開場20周年のときのビデオを見たら、うかれた奴(やっこ)の吉平と運平の踊りがあり、その間母子は舞台袖に下がっていた。奴の二人はいわば息抜き的な陽気な役割だった。イヤホンガイドによると「江戸の浄瑠璃の清元や常磐津で演じるときや、ほかに女馬子とか伊勢参りの旅人や商人が絡むこともございます」というからいろいろとゲストにバリエーションがあるようであります。が押しかけ女房しに、幸せな夫婦生活などをあれこれ想像しながら大星家へ行く道のり。平成20年の中村座で初めて見たが、「原作に忠実」が建前なためか錦絵に見る女馬士おやまや奴角助が出てこなかった。文楽でもこの母子ふたりきりだった。昭和61年国立劇場開場20周年のときのビデオを見たら、うかれた奴(やっこ)の吉平と運平の踊りがあり、その間母子は舞台袖に下がっていた。奴の二人はいわば息抜き的な陽気な役割だった。イヤホンガイドによると「江戸の浄瑠璃の清元や常磐津で演じるときや、ほかに女馬子とか伊勢参りの旅人や商人が絡むこともございます」というからいろいろとゲストにバリエーションがあるようであります。
踊りがいいんで、清元「おかげ参り」という独立した踊りにもなってるとか。DVD未収録。

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