「鈴木松竹」の版間の差分
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史実の小坊主がどういう名前だったのかしらないが、[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本]]にも出てくる'''意外なセミレギュラー'''。 | 史実の小坊主がどういう名前だったのかしらないが、[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本]]にも出てくる'''意外なセミレギュラー'''。 |
2009年1月19日 (月) 03:03時点における版
鈴木 松竹【すずき しょうちく】…いさましかった小坊主。
討ち入りはワンサイドゲームで、惨劇であるという視点で描かれた漫画、杉浦日向子の「吉良供養」にも登場する実在した勇敢な小坊主。牧野春齋(まきの しゅんさい。あるいは牧野珍齋)という名で紹介してる講談もある。
史実の小坊主がどういう名前だったのかしらないが、仮名手本にも出てくる意外なセミレギュラー。
討ち入りのときに屋内で四十七士の行くてを阻んだが、あわてんぼうの武林が峰打ちにしようとしたが間違って刃のほうでポンとやってしまったので、首をポロリと落ちてしまった。武林は居合わせたゲンゴに「不憫だ」と怒られる。袈裟懸けに斬られて唯七に「もろいやつ」と捨てセリフを吐かれる講談もある。
映像では、うっかり武林が殺してしまうシークエンスは東宝「忠臣蔵 花の巻雪の巻」に出てくる。赤穂義士(大映)では束でぶん殴られている。(「実録忠臣蔵」にもそれらしいカットがあるが、昔の無声映画なので数フレームだけサブリミナルのように、ほんの一瞬、ある。)
後年までその勇敢さがたたえられた子供。