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まんまとごまかされて宿屋をあとにする役人だが、その際になぜかみな、酔っ払っている。おそらく、たらふくごちそうをされて煙に巻かれたのだろうと予想できるが、そのシーンが無いのだ。 まんまとごまかされて本陣をあとにする役人だが、その際になぜかみな、酔っ払っている。おそらく、たらふくごちそうをされて煙に巻かれたのだろうと予想できるが、そのシーンが無いのだ。
ところが、当時のシナリオの決定稿を取り寄せて確認してみると、あにはからんや「宿屋(脚本では”本陣"としてある)の主人にまんまとごまかされる役人」たちがごちそうされるシーンはもともと存在せず、ト書きに「荒賀たち役人、出て行く。少し酒が入っているらしい。」とあるだけ。ついでに言うと、自分を親の仇と付け狙う若者の名前を 自分を親の仇と付け狙う若者の名前を[[萱野三平]]がなぜ知りえたのかとか、先述の[[堀部安兵衛|安兵衛]]が[[俵星玄蕃|玄蕃]]に言う「赤穂浪人の悪口をほざいた」というシーンもカットされたのではなく、そもそも脚本に無い。短いシチュエーションやセリフから「推して知れ」ということだった。(昭和の映画っぽいなー)
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もともと『大石東下り』的な本陣のシーンは消化不良感があり、削除されたシーンがあるのではないかと感じた。<small>(註07)</small>
大石内蔵助は、[[垣見五郎兵衛]]でも[[立花左近]]でもない、尾花光忠という、聴いたこともない人物の名(個人の感想です)を語って東下りをするのだが、そこにホンモノの尾花光忠が現れて「いつもの」勧進帳的なパターンになるのではなく、宿屋に尾花と面識のある地元の役人が会いに来る。これを宿屋の主人であるモリシゲが間に入って、玄関先で食い止め、大石に会わせまいとするのだが、その手管(先年に宿泊した院使にお小遣いを工面した際に礼にもらったサインを役人に見せて有無を言わせない)と、大石をかばおうとする根拠がこっちにいまいち伝わってこず、ラフプレーに見えてちょっと弱い。でもない、尾花光忠という、聴いたこともない人物の名(個人の感想です)を語って東下りをするのだが、そこにホンモノの尾花光忠が現れて「いつもの」勧進帳的なパターンになるのではなく、本陣に尾花と面識のある地元の役人が会いに来る。これをの主人であるモリシゲが間に入って、玄関先で食い止め、大石に会わせまいとするのだが、その手管(先年に宿泊した院使にお小遣いを工面した際に礼にもらったサインを役人に見せて有無を言わせない)と、大石をかばおうとする根拠がこっちにいまいち伝わってこず、ラフプレーに見えてちょっと弱い。
そこを不審に思ってシナリオに目を通してみると、じつは脚本では、役人を丸め込んだあとの、モリシゲと女房とのやり取りがもう少し長く、そこでは内蔵助に白紙を見せられたときの斟酌や決心。自分が正しいことをしたという気持ちを打ち明けている。
註07…こうした「削除されたのかな?」と思わせるシチュエーションはほかにも、たとえば[[堀部安兵衛]]が[[俵星玄蕃]]と飲んでて赤穂浪人の悪口を言ったであるとか、台詞ベースだけで存在しないシーンがいくつかある。