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{{Cinema|制作=松竹|公開=1977|内蔵助=松本白鴎ほか|星=5|頃=}}
[[画像:Sadakuro.jpg|thumb|役者絵:中村橋之助]][[画像:Yujyo_okaru.jpg|thumb|役者絵:坂東玉三郎]][[画像:Tonase.jpg|thumb|役者絵:中村歌右衛門]]
レビューのサイトなのでストーリーにはそんなに詳しく触れておりません。
== '''口上人形''' ==
こういう「強弱」が仮名手本忠臣蔵はちょいちょい出てくるが、なんというか、かわいいセンスがすごい。五段目のイノシシとか八段目の遠くの嫁入り行列とか、急に柔和なキモチになります。魅力のひとつでしょうなあ。DVD未収録。
[[加古川本蔵|加古川さん]]が桃井君に内緒で高師直に詫びを入れて仲を取り持つ(進物の場)。高師直はいじめの矛先を[[浅野内匠頭|塩冶判官]]に変える。松の廊下で喧嘩〜刃傷(喧嘩場)。DVDの尾上梅幸と尾上松禄のケンカはオーバーアクションであるにも関わらず刃傷までのイライラの高ぶり、持っていきようが見事。
== '''四段目''' ==
「塩谷館の場」。
'''花献上'''(花籠の段)
上屋敷で事件を知った身内が弱っちゃってるところ。
ここで裏切る前の斧九太夫が登場する。映画やドラマで見かける「アンチ殿さま」的な発言が見られる。自分が師直にあてつけた手紙が災いしたことを悔やむ顔世のようすも描かれ、興味深い。が、これも歌舞伎では見られない。上方では演ってるのかしら。(人形浄瑠璃DVDに収録)
'''塩冶判官切腹の場'''
判官切腹。慣用句?として使われる「おそかりし、ゆらのすけ〜!」って実際セリフにあるのかと思ったら実際は「由良之助か、待ちかねたわやい〜」だった。「通さん場」といって劇場のお客さんの出入りが許されない大事な段。