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三村次郎左衛門

257 バイト追加, 2016年2月27日 (土) 11:40
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別に薪割り屋の逸話もある。薪割り屋の次郎兵衛(通称マキジロ)に身分を隠した三村は、身分の低い薪割りのわりには折り目正しく刀に目が利くのでクライアントの本所緑町の刀研ぎ屋主人の竹屋喜平次に気に入られる。店の木の看板に文字を書いてあげる(耳あかを墨に混ぜるとにじまないというトリビアを披露)。形見に祐定(すけさだ)の刀。
 
落語にも「滑稽義士」といって三代目三遊亭円遊の口演速記が残っており、刀研ぎの小竹屋喜平次と三村(あくまで武士言葉の滑稽な態度のでかい薪割り)の飲み仲間としての二人の深い友情が膨らんでいる。
 
ここではお別れに三村が討ち入りの晩に喜平次に世話になったお礼にと七匁(もんめ)五分出す。「失礼さまながらお礼が少ないようでございます。それでも赤穂の義士で?」「なぁにわたしはアホウの二朱だ」
 
この「三村の薪わり」というのは講談でも浪曲でも聴いたが、似たような内容で浪曲「江戸の雪晴れ」「風流形見の短冊」という[[村松三太夫]]のエピソードもある。
落語にも「滑稽義士」といって三代目三遊亭円遊の口演速記が残っており、クライアント小竹屋喜平次は飲むと小言上戸、三村はあくまで武士言葉と態度で笑わせる。ひょんな事で楽しい飲み仲間になった二人の友情が膨らんでいる。

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