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テレビが「電気紙芝居」と言われ、映画陣から蔑視されてた頃の作品<small>(※註01)</small>。初期のNHK大河ドラマ。(当時はまだ、「大型ドラマ」という言い方をしていたみたい。)全52回。。初期のNHK大河ドラマ。(当時はまだ、「大型ドラマ」という言い方をしていたみたい。)全52回。
現存するビデオは第47回「討ち入り」と総集編のみ<small>(※註02)</small>。で見たのは第47回のほう。総集編のほうをリリースしてくれよぉ!
1本しか見てないからイイも悪いもないが、延々とチャンバラですがさすがにこのころは殺陣がしっかりしてて見栄えがいいですな。ほかの作品と見比べても見劣りいたしません。知的なおじいちゃん役ばっかりの志村喬(古い映画ではマヌケじじいが多い)が槍をつく姿を見て「あ、そう言えばこの人、七人の侍のリーダーだった」と思い出すのでありました。
(まったく感想になってないが、討ち入り回は内容がほとんど、無い。でも、いまどっかいっちゃったDVD探して今度もう一回見てみます。)
本作は全体的に、原作にある赤穂浪士の抵抗や堀田隼人の虚無と過激さ(=歴史への批評性)を、脚本の村上元三がお茶の間向けにそうとうソフィストケイトして脚色したんだそうであります。<small>(「近代日本と「忠臣蔵」幻想」P233 宮澤誠一 青木書店)</small>
「最初の打ち合わせのとき大佛先生から"自由に脚色してください"と言われたが、かえって難しい仕事になった。赤穂事件は手紙をはじめ参考書が揃ってる。こだわると自由に脚色できないから講談のネタも取り入れたし、原作にない人物をずいぶん創作した。ただし事件に関しての解釈は原作を忠実に守っている。」と、村上氏は概略そのように話している。<small>(「NHK」S39.6.15発行号NHK広報室)</small>
それでもやはり、「かくて国鉄まがいのダイヤならぬ、明細なスケジュール表が作られ、七夕さまのように、全員ばったり顔を合わせる、貴重な一時をねらって深夜のビデオどり」と、なったとか<small>(週刊朝日S39.2.28号)</small>。
映画式に同一セットで五回分ほどをまとめて抜き取り収録。<small>(井上博D「NHK」S39.6.15発行号NHK広報室)</small>
徹夜で録って朝を迎えると、またみんな自分の畑仕事に去っていき、四十七士は半分くらいになっちゃうという、そんなすったもんだに、長時間全部を付き合ってた長谷川一夫もいいかげん(穏やかに)苦言を呈したという<small>(「実録テレビ時代劇史」野村康一 ちくま文庫)</small>
註01…映画界がテレビを下に見ていたのもあるが、ドラマに自社のスターが出てしまうと映画への客足に響くと、恐れてもいたと言う。<small>「大河ドラマの黄金時代」春日太一NHK出版新書</small>
註02…都市伝説?最近のWikiには「このころに総集編は無い(次回作「太閤記」以降とされる)」と書かれている。<small>(2025.11月現在)</small>
しかし、いくら高級品(1時間100万円ほど<small>(「テレビ屋独白」関口宏 文藝春秋刊)</small>)とは言えビデオテープを残していないというのはいかにも残念。土曜午後1時15分の再放送までは確実にあったようだが…。
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画像:nhk_actor.jpg|配役表「NHK」S39.6.15発行号
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