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喧嘩安兵衛

460 バイト追加, 2017年6月27日 (火) 11:37
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原作付きで脚本家が二人もいながら、どう相談してこう仕上がったのかというほど取るに足らない映画。それでいて無駄にハナシが込み入っていて登場人物が多い。言い方がキツイんで誤解されるかもだが「ダメな見本」みたいな作品。でも不愉快なことは一切ない。原作付きで脚本家が二人もいながら、どう相談してこう仕上がったのかというほど取るに足らない映画。それでいて無駄にハナシが込み入っていて登場人物が多い。シンプルに「ダメな見本」みたいな作品。
言い方がキツイんで誤解されるかもだが不愉快なことは一切ない。逆に他の作品と並べて5つ星だ1つ星だ言う方が間違ってるんじゃないかというような、お菓子を食べながら私語し放題でときどき画面を見るぶんにはまったく問題ない。誰も傷つけないピュアな失敗作。
そもそも小太り(映画の中でもそう表している)の安兵衛というのはイメージ的に受け入れがたいリスクがあるのに右太衛門とかならまだしもなんでわざわざ段四郎という、映画スターという程でもない人をひっぱってきて主役にかかげてリスクを犯そうとするのか制作側の意図がさっぱりわからない。とはいえ、失敗作なら失敗作でどこらへんがまずかったかの特徴は書き残したい。
準主役のエノケン(長屋の仕立屋…と、思ったら実はスリ)には、展開がダメなところを埋めてもらおうとしてるかのような出番の多さなのだが、その力技もおよばず、監督がコメディを撮り慣れてないのか妙に間延びしてギャグシーンも面白く繋がっていない。
俵星玄蕃が出てるが、安兵衛と同じ藩にいたという大胆なアレンジにはまったく意味がなく活躍もしないので全然要らない。そもそも小太り(映画の中でもそう表している)の安兵衛というのはイメージ的に受け入れがたいのだが(あたしだけ?)右太衛門とかならまだしもなんでわざわざ段四郎という、映画スターという程でもない人をひっぱってきて主役にかかげてリスクを犯そうとするのか制作側の意図がさっぱりわからない。 準主役のエノケン(長屋の仕立屋…と、思ったら実はスリ)には、展開がダメなところを埋めてもらおうとしてるのか出番がたっぷり与えられているのだが、所作がコミカルなだけで面白いシチュエーションなわけでもないのでその力技もおよばず、監督がコメディを撮り慣れてないのか長屋のドタバタも妙に間延びしてギャグシーンも面白く繋がっていない。 俵星玄蕃が出てるが、安兵衛と同じ藩にいたという大胆なアレンジにはまったく意味がなく、活躍もしないので全然要らない。
戦後の作品で、なにかそこのところを同情の余地に回したいのだが、東宝は同年公開でこの映画の主役の段四郎も良いバイプレーヤーで活躍する映画「[[四十八人目の男]]」もあることだし、ちょっとかばいきれない。
(ちなみにこの頃の映画によくある「宮使えなんかつまらん」的な価値観がやっぱり出てくる。)ちなみに、安兵衛の脱藩に見て取れるように「この頃」の映画によくある「宮使えなんかつまらん」的な「嫌ならやめちまおう。自由が第一」みたいな価値観や台詞がやっぱり出てくる。
主役の市川段四郎さんは、「[[忠臣蔵 花の巻雪の巻]]」で[[片岡源五右衛門]]やってらっしゃいます。「ご存知遠山の金さん」(TV版2代目金さん)の四代目段四郎のお父さんで猿之助(4th…元・市川亀治郎)のお爺さんで、香川照之のおじさんにあたる人。
滝沢英輔監督 東宝滝沢英輔監督
市川段四郎。田代百合子。榎本健一。・・
 
 
シンプルに、ピュアに失敗作だが、お菓子を食べながら私語し放題でときどき画面を見るぶんにはまったく問題ない。誰も傷つけない映画。

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