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喧嘩安兵衛

291 バイト追加, 2017年7月3日 (月) 12:59
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そもそも小太り(映画の中でもそう表している)の安兵衛というのはイメージ的に受け入れがたいのだが(あたしだけ?)右太衛門とかならまだしもなんでわざわざ27〜8歳(映画の中でもそう表している)の役に44歳の市川段四郎という、映画スターという程でもない人をひっぱってきて主役にかかげてリスクを犯そうとするのか制作側の意図がさっぱりわからない。さきほど申しあげた必然性のない、安兵衛物語と無縁のエピソードをかぶせたおかげでハナシが無駄に込み入ったのがまずもってクオリティを下げているのだが、そもそも小太り(映画の中でもそう言っている)の安兵衛というのはイメージ的に受け入れがたいのだが(あたしだけ?)右太衛門とかならまだしもなんでわざわざ27〜8歳(映画の中でそう言っている)の役に44歳の市川段四郎という、映画スターという程でもない人をひっぱってきて主役にかかげてリスクを犯そうとするのか制作側の意図がさっぱりわからない。
準主役のエノケン(長屋の仕立屋…と、思ったら実はスリ)には、展開がダメなところを埋めてもらおうとしてるのか出番がたっぷり与えられているのだが、所作がコミカルなだけで面白いシチュエーションなわけでもないのでその力技もおよばず、監督がコメディを撮り慣れてないのか長屋のドタバタも妙に間延びしてギャグシーンも面白く繋がっていない。
戦後の作品で、なにかそこのところを同情の余地に回したいのだが、東宝は同年公開でこの映画の主役の段四郎も良いバイプレーヤーで活躍する良作「[[四十八人目の男]]」もあることだしちょっとかばいきれない。。
とはいえ、いままでは軍国主義に、それから急にGHQに振り回されながら創作意欲やセンスをこてんぱんにされたクリエーターたちが「なにをどう作っていいか」混迷してるとも予想される。この次の年くらいから続々と傑作が生まれ始めるのはたしか。エネルギーを充填している時期とも言えそう。とはいえ、いままでは軍国主義に、それから急にGHQに振り回されながら創作意欲やセンスをこてんぱんにされたクリエーターたちがこの時分に急に占領軍がいなくなって自由になり、逆に「なにをどう作っていいか」混迷してるとも予想される。この次の年くらいから続々と傑作が生まれ始めるのはたしか。エネルギーを充填している時期とも言えそう。

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